サマソニに来てます

いや〜。ゆら帝、一曲目が『ミーのカー』とは!!
そして『男は不安定』『ハチとミツ』『できない』『学校へ行ってきます』からスライドして『3×3×3』『つぎの夜へ』で、『ない』でフィニッシュ!
礼儀正しく「ゆらゆら帝国です」って挨拶もしてたし、選曲からも演奏からも、初サマソニへの気合いがビシビシ伝わってきましたよ。
一郎さんのセッティングがいまだかつてないほど高い位置で、まるで山の上で叩いてるみたいだった。
いい音だったなー。
お客さんもいっぱい。胸いっぱい。

サマーソニック初日

会社は、こっそりとお休み。昼ごろ家を車で出て幕張へ向かった。もっと早くに出たい気持ちもなくはなかったのですが、前夜、例の如く深酒だったので、昼前に出ると酒気帯び運転になりそうで怖かったんです(^^;。
ホテルにチェックインする前にスタジアムに寄って、リスバン交換。今年は3日券はスタジアムでしかリスバン交換できないなんて。信じられないくらい不便。その後、ホテルにチェックインして、ホテルで遅めのランチを取り、さあ、メッセへ…
…は行かずに、なんと幕張のアウトレットでお買い物しましてん(^^; 。コンビニでお水や夜食、翌朝の朝ごはんなんかも買いこんだりして。ただの夏休みですな。
16時過ぎに、ゆっくりとメッセに向かいました。
今日見たバンド。
Mercury Rev(ソニックステージ)→MEW(ソニック)→大雨のためビーチステージのTAHITI80が中止になったので、そのままMOGWAI(ソニック)→スガシカオ(アイランド)→ゆらゆら帝国
こんな機会でもないと見れないだろうと屋外テントにシカオちゃんを見に行ってみたものの、テントで音が籠っているせいか、本人のテンションが上がり過ぎているせいか、魅惑のボイスが気持ち良く伝わって来ず、ちょっと残念。もっとエロい人かと思ってたけど、意外とふつうにポップなのね。雨上がりのテントは、ものすごい湿気で死ぬほど暑かったせいでこっちがヘタレてたのかも。すんません。
シカオちゃん終わって、メッセに戻るバスに乗るとき、スタジアムの花火が上がり、ベストポジションで鑑賞できた。
マーキュリーレヴモグワイは、本当に素晴らしかったです。
ゆら帝終わって0時ちょっと前にホテルに戻って、ぐったり就寝。

帰京

朝7時に起きて、宿を出発。都心の渋滞に巻き込まれながらも、なんとかそのまま出社し、13時から打ち合わせ。はっと気づいたらいきなり徹夜作業になってしまった。いいのいいの(^^;、昨日まで楽しかったから。
さて。ぐずぐずとチケット取りそびれていた10月18日(日)のゆらゆら帝国フリクション@渋谷AX 。フジのフリクションを見て、あわててチケぴにアクセス。楽勝でチケット取れました。なぜチケット余ってんのかなー。今のゆら帝ファンには、対バンがオヤジ過ぎるんすかね。それともチケットが4500円と、高いからかしらん?いずれにしても、チケット取れてひと安心。

フジロック3日目

目が覚めたら、すでにNちゃんの布団は空っぽ。愛犬のお世話のため東京に帰っていた。ああ、ついに最終日って感じだ。外は曇り。昨日なんとシドニー!から苗場に直行してきたツワモノSYちゃんと一緒に、ポリの勇姿を見にホワイトへ向かう。ポリ10年ぶりのフジだもんねー。
というわけで見た順にメモ。
POLYSICS(ホワイト)…ホント、ゆるぎなく変わらないねこの人たちは。10年前のフジ初出演のときも3日目ホワイトのトップバッターだったそうだ。いろんな意味ですごい。永遠のニューカマー。踊るというより感慨に浸った。→今日の夕方には東京に戻っちゃうというSYちゃんと、ピザを食べるためにヘブンへ。Steve Nieve Band featuring Glenn Tilbrook(ヘブン)…このGlennなんとかっておっさんが、ルックスを裏切るアイドル声で、なんか素適なバンドでしたよ。相方と合流してピザを分ける。→そのままDachambo(ヘブン)すでにワイン(ペットボトル入り)で気持ち良くなり、繰り返すリズムにウトウト。遠くのほうでいろんな楽器の音が〜。→頭脳警察(オレンジ)ちょっとだけ聴いてみようかとオレンジに行ってみたのだけど、なかなか出てこないし、いきなり『Born to be wild』だし。なんかな〜。ヘブンが入場規制になりそうだったので、一曲で早々にヘブンに戻る。→サニーデ―・サービス(ヘブン)ここでひどい雨。「雨なのにサニ―デ―です」。言うと思ったよ。声が枯れてた。これからもライブ演るって言ってた。→Clap your hands say yeah(ホワイト)パティ・スミスより女らいボーカル。→ここでアニコレを見るかマキシモパークを見るか迷ってマキシモ取ったついでにFriction(レッド)。レックと中村達也2人でフリクション。2人のからみが凄い。脳髄がギュンギュン。ちとエロい。歌がちょっと余分なんじゃないかっていうくらい(^^;ベースとドラムだけでもう別世界。秋のゆら帝とのライブが楽しみだ。→Maximo Park(レッド)マキシモパークを見たことがなかった相方に「どんなバンドか一言で言ってよ」と言われたので「ボーカルが欽ちゃん飛びするバンドだよ」と言ったら、見終わったあと「言われた通りだった」との感想をもらった。相変わらずマイクスタンドを軽やかに蹴り倒してましたよ。楽しかった!→マキシモ終わってオアシスに出たら全然人がいない。最終日だし、もうみんな帰っちゃったのかしら?と思いつつグリーンに出たら、ビックリするほどの人がいた。なんだ。みんなここに集まってたのか。Weezer(グリーン)…MCの8割が日本語だし、間奏でなぜか『君が代』歌うし。いくら妻が日本人だからって、親日の表現方法が微妙だな〜(^^;。演奏は楽しかったけど。
さて。本来なら、めちゃめちゃ見たかったBASEMENTJAXX。かつ見る元気も十分にあったのだけれど、翌日、どうしても午後いちから働かねばならないスケジュールになってしまったため、スペシャルゲストはあきらめて、宿に帰っておとなしく眠ることにした。仕事のために夕方帰ったSYちゃんや、HIROMIさんのことを思えば、十分私は楽しめたから、未練に思うのはよそう。今年も楽しかったよ、ありがとうフジ!
食べたものメモ。
ブランチに天国バーガー。昼過ぎにヘブンのピザと、ルヴァンのスコーン。夕方もち豚串。パエリアを相方とシェア。デザートにフローズンマンゴー。フルーツ屋台と鮎屋は今年の新顔っすね。結局今年も、食うものはしっかり食ってます。

フジロック2日目

今日はどんな天気だろうと、朝から出かけてThe Birthdayを見なくては。意を決して窓を開ければ、晴れ。ばんざ〜い。足元はまだまだぬかるんでいたけれど、日焼け止めを塗り忘れた膝っこぞうが真っ赤に焼けてしまったほど、日差しも出たし。昨日は会えなかった94くんTRくんとも会えたし、HIROMIさんとその彼氏さんとも乾杯できた(仲よしオ―ラに包まれたナイスカッポ―で、2人を見ているだけで幸せになっちゃう!)。昨日のブルーを一気に晴らしつつも、涙なしにはいられなかった一日。
さて、見た順にメモ。
The Birthday(グリーン)「今日のこのライブは、俺たちの大親友だったアベフトシに捧げます」の一言で始まった。もうそれだけで泣ける。→SEUN KUTI&EGYPT80(グリーン)Uくんのお勧め。アフリカのリズムが楽しい→THE HIGHER(レッド)長髪でお菜箸のように背が高くて細長いYシャツネクタイ姿のボーカルが髪振り乱して歌うパフォーマンスが楽しい楽しい。→筋肉少女帯(ホワイト)大槻くんの勇姿をひとめ見ようとホワイトへ。“みなさん、筋少のコアなファンという体でお願いします!”というへり下りぶりが、彼らしい。“高木!”と叫んだあと、客席が“ブ―――!”と答えたときの、嬉しそうな顔ったら…。良かったねえ、ロック続けてて。→アヴァロンに後輩が出してるブースを冷やかしに行く。→MELVINS(ホワイト)音もルックスも重量級→Ben Harper and Relentless7(グリーン)グリーンに戻って椅子に座って気持ちよくベン・ハ―パー。Relentless7の華の無さ。→忌野清志郎スペシャル・メッセージ・オーケストラNice middle with new blue day horns(グリーン)トップは泉谷。そして、スティーブ・クロッパー、ウィルコ・ジョンソン、ブッカ―Tで『Dog of the bay』を演奏。ああ、キヨシローこそがここで、この人たちの演奏で、この曲をどんだけ歌いたかったろう…と思ったら涙。そしてキヨシローの歌声&映像での『Jump』で号泣。こんな風にキヨシローのライブをリアルに疑似体験できるのは、もうこれが最後なんだな。これで本当にキヨシローとも、さよならなんだなあ。と思ったらもう…。→BOOKER T.(オレンジ)最後にオレンジまで行っちゃったら、帰ってくんのしんどいだろうなあと思いつつ。小雨の中で、お酒飲み過ぎて、うとうとしながら聴いた『Green Onion』が気持ちよかった。
てなわけで、オレンジから宿までのの道のりはあまりにも長く「つかれた〜途中で休もうよ〜」と相方にだだをこねる。明らかに酒の飲み過ぎでもあるのだけど。「じゃあ外の岩盤ブースまで来たら休憩しよう」頑張って岩盤ブースに近づくと、超絶テクニックのギターの音色が。Jeff Langがブース前で突然ライブを演っていたのだった。椅子を広げ、足を休めながら最後まで聴き入る。(相方は翌日CD買ってた。その場で買えばサインもらえたのにね)
食べたものメモ。
朝は宿のおにぎり。これが、注文してから握ってくれるため、ホカホカでお米もおいしい!しかも1個350g!!漫画に出てくるオニギリみたいだ。2個セットを3人で分けて食べるという感じ。このオニギリだけでも、来年も泊まりたくなる宿なのです。

昼はオアシスのピザ(窯焼きだけど、ヘブンに比べるといまいち)夜は、オレンジでビッグママの豚キムチ丼。

フジロック初日

目が覚めても、雨。それも時折ハンパなく降り、宿の外に出かけて行く気力がどんどん萎える。朝はCage the elephantから見ようと思っていたけれど、ここはひとつ“ポール・ウェラ―の時に元気でいること”を最大の目標に、体力を温存しようと決めた。昼すぎまで宿でゴロゴロ。車の中からビニ傘をピックアップしたり、酒屋でワインを買ってきて空のペットボトルに移すという地道な作業に時を費やす(←ペットボトルなら、雨が降っても酒が薄まらないという酒飲みならではの心配ゴト対策)。
13時過ぎ、Nちゃんと傘をさしてようやく会場へ向かう。雨のせいか、グッズの行列が例年より短いような気がして、まずはグッズ売り場に並んでTシャツ&おみやげのマイ箸を購入。それからグリーンステージ脇に座ってた相方と合流し、もう今日はここから動かないと決めた。
ってなわけで、初日に見たのはDOVESの途中から。グリーンステージのタイムテーブル通りに、Lilly AllenPatti SmithPaul WellerOasisを鑑賞。Nちゃんが「あたしがもしもオヤジだったら、何でも買ってあげちゃう!」と言うリリーたんは確かに小悪魔的で、その直後に見たパティ・スミスと好対照だった。ちなみにパティ・スミスのとき、調子に乗って前のほうへ行ってみたのだが、足元がずぶずぶドロドロなだけでなく、目の前の大スクリーンに映るパティさんの鼻の下はうすら青いヒゲが。しかも時折ペッと唾を吐く。ああ、パティよ。あなたは男らしいを通り越して、心も体もオッサンになっちゃたのねー。と、ややうなだれて椅子に戻った。
そして、お待ちかねのポール!去年のサマソニでポールとキスしてたギタリストもまた来てるよ。ツアーのときはカラダを絞っているポールも、やや油断期なのか、ややメタボ気味。隣で相方が「ほら、ポール・ウェラ―も太ってるじゃないか」と自分が太ってきたことの言い訳をする。おい、そこだけポール・ウェラ―と張り合ってどうすんだ。もっとほかのところをポールに近づけてくれよ(^^;。今回の選曲はスタカン時代の曲も多く、何と言っても『Shout to the top』が聴けて最高。雨がざんざん降り、ポールのカラダからは湯気が出てたけど、タバコを吸いながら歌う姿にもうイチコロ。私のペットボトルのワインももう空っぽ。
個人的にはもうトリが終わった気分でいたらいつのまにかあたりがビッチリ人間だらけに。もんのすごい人の数。オアシスって人気あるんだねえ。その間に、雨で川が増水してボードウォークが壊れ、修理のために「オールナイトフジ」が中止になったことを知る。あとで聞いたらボードウォークが使えないせいで、ホワイトからの道は凄いことになってたらしい。『Don’t look back in anger』が聴けたらもういいや、という気分になり、最後の渋滞に巻き込まれないように、撤収して宿に戻った。
ともかく最後まで雨。まいった、まいった。移動しなかったせいで食べたご飯も、オアシスでの牛タンまんじゅうと、プリンスホテルのもち豚丼というバラエティのなさ。ほかの友だちにもほとんど会えず。でも体力温存が功を奏して、ほとんどくたびれなかった。今日ためた体力を明日以降使おう。

さあ、フジロック!

15時半には会社を出発する予定が「そうはさせねえぜ!」とばかりに、仕事が仕事が…(^^; 。同乗予定の相方とNちゃんに連絡して待ち合わせ時間をズルズルずらしてもらい、結局東京を出発できたのは18時半。もう湯沢の天ぷら屋さんに寄る余裕もないし、前夜祭にも間に合わないわね。がっくり。「いいよいいよ、ゆっくり行こうよ」とNちゃん。うう。やさしい言葉をありがとう。ってか、私がむきになって爆走するのが怖かったのでしょうか。
案の定、首都高の混雑を抜けるのに1時間半くらいかかり、PAで晩御飯食べて。懐かしの苗場に到着したのは22時半過ぎ。もう前夜祭には間に合わないけれど、取り急ぎ荷物を置いて、リスバン交換だけしに会場近くへ向かったら、ぽそぽそと霧雨が降りだした。
そして、リスバン交換所にはかつてない行列が…。前夜にこんな行列ができていたのは初めてだよ。今年はひょっとして人が多いの?それとも何かオペレーションが変わったのでしょうか?雨の中、先に到着していた関西チームのライブばかRくんと落ち合って、ビールで乾杯!とりあえず飲まなきゃねー。いよいよフジロックだー。実感がわいてきたよ。
宿に戻ってからも雨は止まず、むしろ雨音が激しくなるばかり。ああ、会場はドロドロになってんだろうなあ。どよ〜ん。雨音を聞きながら眠りに就いた。